微睡みの旋律の中で

好きな事や好きな服、食べ物、出来事なんかを徒然なるままに書き連ねたい

お久しぶりです

お久しぶりです。ひがなです

 

最近全然更新していないのに、今月100PVを上回りましたという通知が来てビックリした次第でございます。

 

自分で書いておいてなんですが、こんな自己満足ブログを読む人ってどんな人なんだろう…

 

まぁそんなことは置いといて、今日も自己満足記事を書いていこうと思います。

 

 

昔の記事で少し触れた、僕のバンドマン時代のお話です。

 

僕はその時、フリーターでした。

詳しくはお話できませんが、日々にウンザリしていて、何をしても楽しくない、お腹から笑ったのなんていつだっけ…という感じの抜け殻のような人間でした。

 

そんな時、前にバイトをしていた時の先輩から携帯に連絡がありました。曰く、バンドやってみないか?と

 

唐突に言われても…と1度は断った記憶があります。が、先輩のしつこいことしつこいこと!

 

その時の先輩の言葉が、とても印象的だったので覚えています。

「ステージにの“こっち側”に立って、客席にいる人達がみんな俺達の事見てて、下手したら観てるロック少年の将来を変えてしまうようなライブしたくない?」

 

と、こんなような事を言ってたと思います。

 

当時はクッサ…なんて思いながら聞いていましたが(やさぐれていたんです)、何故その言葉に惹かれて、結局なし崩し的に引き受けてしまったのか、今ならわかる気がします。

 

誰かの心の拠り所になりたかったのかも知れません。

 

唐突に話は変わりますが、皆さんは何か、掛け値なしに信じられるものってありますか?

人は大概、何かを信じて生きていくと思うんです。

 

例えば神様

例えばアイドル

 

心のヒーロー。

たまに『自分』って方が居ますよね

そういう人って、結構弱かったりします。

 

話が逸れてしまいました

 

そんな、誰かに愛されて、信じてもらえて、期待して貰えるような存在になりたかったんです。

 

そうして結成されたSolEilというバンドは、割と早々に解散してしまいます。

それは何故か、驚く程に単純で、チンケな理由でした。

 

ですが、目の前のことしか見えない、泣けるほどに愚かな僕は、ボーカルの女性とドラムの男が恋仲になったと聞いた時祝福して、末永くお幸せに、と言ったのでした。

いや、バンド内でそういうのはやめろよと言って、嫌われるのを恐れたのかもしれません

 

数ヶ月後、その2人は小さな喧嘩から発展したいざこざで、破局してしまいます。

その後気不味くなり、徐々にバンド練習に参加しなくなった2人の突然の提案によって、バンドは解散となりました。

 

大層な希望と期待を背負って始まったバンドは、小さな不和から始まった大きな問題によって、粉々に打ち砕かれました。

 

 

失意の渦中で僕が少しでも音楽に携わりたくて始めたのは、DTMという音楽のジャンルでした

 

Desk Top Music

パソコンで作る音楽の事ですね。

1音1音、ぱちぱちと打ち込んで形を成していく音楽は、嫌なことを全て忘れて没頭させてくれました。

ですが、大した才能もない、音楽的センスの欠片もない僕は簡単に行き詰まって、もうやめようかな…なんて思うことも多々ありました

 

そんな時、ニコニコ動画でみた1人のアーティストが、今も尚僕の心の真ん中に刺さり続けています。

 

その人は、僕と同じDTMで作り出した音楽に合わせて歌って、叫んで、何かを視聴者に伝えようとしていました

彼が何を伝えたいのか、本人以外は知る由もないですが、僕は今でもそれを追いかけ続けています。

 

創作活動って言うのは、真っ暗闇相手に自分の作ったものを発信して行くのと一緒で、

目の前に広がっている暗闇は、少し進めば誰かに届くかもしれない、でも届いても受け取って貰えないかもしれない

もしかしたら数十キロ先まで闇が広がっていて、誰にも届かないかもしれない

 

そんな先の見えない広大な暗闇に向かってその人が歌っている様は、僕のそれまで価値観なんてぶち壊して、心の中のヒーロー足り得る衝撃でした。

 

これ!という物は何も持って無い、ただ浪費し続けるだけだった日々に突然現れた彼は、掛け値なしに追いかけたいと思う存在です。

 

 

 

社会人になって、音楽をやっている暇も無くなって、たまに辛くて沈んでしまうことも有るけれど、その人の作る音に助けられています。

 

 

まふまふさん

僕に最高の音楽をくれて有難う。

一般人から、叩き上げでネットアーティストのトップクラスに登り詰めて、沢山の人のヒーローとして輝き続ける貴方は、僕には手の届かない存在だけど、いつまでも追いかけさせてください。

 

 

いつか、面と向かって言えたらいいな

 

 

ひがな