微睡みの旋律の中で

好きな事や好きな服、食べ物、出来事なんかを徒然なるままに書き連ねたい

社畜一揆

 

こんばんは

ひがなです

 

ひがなと名乗るのも久しぶりで、何だか不思議な感覚です。

 

ご無沙汰しております。

 

 

5月も下旬となり、新生活にもそろそろ慣れてきた頃ではないでしょうか

僕は今年23歳で、周りでも今年から新卒として働き始めた人が沢山います

 

 

最初はあれよこれよと目まぐるしく過ごす日々に圧倒されていたのも落ち着いて、少しずつ不満や不安を感じ始めた人も多いようです。

 

 

 

僕は以前…と言ってもかなり前、ブラック企業に勤めているとブログにて書いた記憶があります

今はその企業は退職して、別の企業で仕事をしています。

なんだか、文字通り世界が変わりました

自分がどれだけ無意識に辛い気持ちを押し殺してきたのか、世界はこんなにも優しく、生きやすいのかと。少し困惑しました(笑)

 

なんだか、虐待児が施設に保護されて、自分への待遇に戸惑う気持ちみたいだな、と自分で思います

 

 

そうして自分で思った事、たった今苦しんでいる人へのメッセージを、偉そうに書かせてください

 

 

 

仕事、というのは、大人になれば生活の大部分を占める人間活動ですよね

それ故になかなか逃げる事も許されない

 

まずここが1つ目の大きな勘違いです

確かにポンポンと仕事を変えることに不安を感じるでしょう、収入の事、勤続年数の事、現状が悪化する可能性…考え出したら止まりません

 

ですが逆に考えましょう。

そんな生活の大部分を占める事を、例え少しでも嫌な気持ちを持って行うのは、きっと自分で思ってるよりも自分自身へのダメージは大きいです

 

例えばの話をいくつかしましょう

 

僕の好きなゲームに、ファイナルファンタジーというゲームがあります。普段ゲームをしない人も、聞いた事くらいはあると思います。

そのゲームの魔法は、ファイア、ブリザド、サンダー等、色々な種類の魔法があり、それぞれに特徴があるのですが

 

ファイアは200のダメージ単発

サンダーは10秒に1回50ダメージが1分間続く

 

という物です。分かりづらいゲーム用語でいうと、DoT(Damage on Time)というやつですね

 

1発1発のダメージ数値だけで言えば、ファイアの方が重たそうに見えますが、最終的にはサンダーの方が総ダメージは大きいのです

 

これを仕事に当てはめてみると、

仕事で大きなミスをして上司の雷が落ちるのがファイア

小さな嫌な事を我慢してそれでも仕事を続けるのがサンダー、という事になります

 

確かに1度どかーーん!と怒られるのはキツいですが、それでお終いです

むしろ、毎日ある仕事で少しづつのダメージが蓄積される方が、最終的には大きな傷を負ってしまう可能性がある…気がします

 

 

少し分かりづらかったですかね。

 

それじゃあスポーツなんかで例えてみましょう

 

例えば転んで足を骨折して、数ヶ月動けない

これは確かに大きな出来事ですが、適切な処置と、充分な休息があれば、また選手として復帰出来る可能性が高いです。

 

そういう1度の大きな怪我よりも、少しの捻挫や、突き指、肉離れなんかを、軽度だから大丈夫だと勘違いして続ける方が、後々危ない怪我や悪化に繋がると思います。

 

一概に全てがこれに当て嵌るとも言えないですが、大体こんなものなのではないでしょうか

 

大技1発よりも、小さな継続ダメージ沢山の方が厄介、だと僕は思います。

 

 

 

さて、それじゃあそのダメージの厄介さを分かって頂けたとして、仕事を辞めたい…と思っているとしましょう

 

そう簡単にハイ!辞めます!と退職できるものでは無いですよね

もちろん上司に引き止められるだろうし、引継ぎや言いづらさ、もしかしたら怒られるのでは無いだろうかという不安感

わかります

酷いところだと、上司から今辞めるのなら訴えると言われるところもあるそうです。

 

ここが2つ目の大きな勘違いです

そもそも日本では、それぞれ個人が好きな仕事に就く権利を誰しもが持っています。

引き止められる事はあろうとも、怒られたり、増して訴えられるなんて絶対にあってはならない事なんですね。

むしろそれをされたら勝ち確です

逆に訴えてやりましょう

昨今では、声を録音できる機械も安価で入手できますし、携帯でもできる、そしてその時言われた事を書いておいた手記なんかも証拠として使えるそうです。

恫喝なんてされようもんなら徹底的に戦ってやりましょう

 

ここで皆さんの言いたい事はわかります

現実的じゃない、そんな勇気、自分にはない

と思った方が居ると思います

もちろんわかります。僕もそんな経験は無いですし、言ってしまえば、今ブラック企業で苦しんでいる人とは無関係なところから偉そうに書いているからここまで言えますが、当事者だとそんな上手いことできるのはきっと限られた人だけだと思います。

 

そんな気まずいし、怖い思いするくらいならいっそ死んでしまいたいと思う人も少なくないんではないでしょうか。現に仕事のせいで自殺する人なんかも後を断ちませんしね

 

ですが言いたい、

命より大切な仕事って何ですか?

命を賭けてまでしなくちゃいけない仕事ってなんですか?

逃げる事は本当に悪でしょうか?

 

自分は命がどうこう、自殺が云々というレベルの話で仕事にあたっているけれど、その仕事はこちらの為に何かを賭けてくれたでしょうか?

もちろんお金を頂いてする仕事なので、言いようではお金をかけているともとれますが、別の企業でだってお金は貰えます

 

自分の代わりはいくらでもいる

何だか悲しく聞こえてしまうかもしれないけど、それって考えようによっちゃ、逃げても大丈夫って事になりませんか?

仮に代わりが居なくて、自分が居ないと会社が回らないよ!って思ってる方がいれば、それは大体思い過ごしです。そんな事は無いです。多分

 

もし本当に自分が居なくちゃ回らない会社だとしたら、それは会社側の問題です。

ワンマンプレーを前提として組み上げられた仕事なんて、会社か自分かが崩壊するのなんて目に見えているじゃないですか。

 

会社に使い潰される前に、こちらから会社を捨ててやりましょう

あなたはきっと、そんな所で燻ってていい人材じゃないんですよ

 

もっと自分を過大評価してやりましょう

 

 

こんなちっぽけな会社でしょうもない仕事なんてしてられっかぁ!俺はもっとやれる!…と半ばヤケクソで仕事を辞めた結果、それがきっと正しい選択だったんだなと思っている、元社畜からのメッセージでした

 

 

 

 

ひがな